Good day ! 6

「わあ……。どこもかしこも、クリスマスのイルミネーションがきれいですね」

那覇に着いて休憩の為にターミナルを移動しながら、あちこちに飾ってあるツリーやサンタクロースのオブジェに、舞は目を輝かせる。

「キャプテン、見て! サンタさんがひょこって出て来ますよ」
「ん? ああ」

舞に袖をツンツンと引っ張られて、大翔は視線を向ける。

空気で膨らんだ大きなトナカイの上に、ゆっくりとサンタクロースが現れた。

にっこり笑ったサンタクロースは、しばらくするとシュルシュルとしぼんでまた姿を消す。

どうやら空気の送風でそれを繰り返しているようだった。

「日本って、こういうのがほんとに上手いな。すごく凝ってる」
「そうなんですか? アメリカの方がもっと派手に飾ってある印象ですけど」
「そうだけど、派手であって繊細ではない」
「そうなんですね。でもセンスがいいものもあるでしょう? 私、今年のクリスマスはニューヨークとかヨーロッパに飛ばなかったから、ちょっと寂しいんです。クリスマス気分を味わいたかったな」

ポツリと呟いてから、舞は再び現れたサンタクロースに、にこっと微笑んだ。