美羽を見送ると二人でオフィスに入り、舞はキャビネットの中をゴソゴソと探る。
「えーっと、確かこれまでのフライトシリーズの記録がこの辺に……。あった!」
川原が作った搭乗証明書や当時のホームページでの案内文などの資料を取り出すと、二人でミーティングエリアの端のテーブルに着いた。
「最初は、これですね。ハネムーンフライト」
「へえ、ホノルルに飛んだのか。ハネムーンってことは、新婚カップルに向けて?」
「そうみたいです。半分はホテルとパッケージにして、旅行会社と合同で企画したみたいですね。ハネムーンと申告していただくと、隣同士の席の確約、会社のマスコットベアのぬいぐるみを、花嫁と花婿バージョンでプレゼント、アメニティも特別仕様。あとはハネムーンフライト搭乗証明書も発行、と書いてあります」
「なるほど。で、これがその搭乗証明書か」
大翔が、スカイブルーの台紙を開く。
「おお、随分本格的なんだな」
舞もその手元を覗き込んだ。
「わあ、すてきですね」
だがよくよく目を通して顔を真っ赤にする。
「え、両親のサインが。恥ずかし過ぎる……」
「なんだ、君も見るのは初めてなのか?」
「はい。だってこれ、私が生まれる前ですから」
「そんなに昔からあるのか、このフライトシリーズって。すごい伝統行事だな」
大翔は妙なところで感心し、これは自分も心して取り組まなければと気を引きしめた。
「えーっと、確かこれまでのフライトシリーズの記録がこの辺に……。あった!」
川原が作った搭乗証明書や当時のホームページでの案内文などの資料を取り出すと、二人でミーティングエリアの端のテーブルに着いた。
「最初は、これですね。ハネムーンフライト」
「へえ、ホノルルに飛んだのか。ハネムーンってことは、新婚カップルに向けて?」
「そうみたいです。半分はホテルとパッケージにして、旅行会社と合同で企画したみたいですね。ハネムーンと申告していただくと、隣同士の席の確約、会社のマスコットベアのぬいぐるみを、花嫁と花婿バージョンでプレゼント、アメニティも特別仕様。あとはハネムーンフライト搭乗証明書も発行、と書いてあります」
「なるほど。で、これがその搭乗証明書か」
大翔が、スカイブルーの台紙を開く。
「おお、随分本格的なんだな」
舞もその手元を覗き込んだ。
「わあ、すてきですね」
だがよくよく目を通して顔を真っ赤にする。
「え、両親のサインが。恥ずかし過ぎる……」
「なんだ、君も見るのは初めてなのか?」
「はい。だってこれ、私が生まれる前ですから」
「そんなに昔からあるのか、このフライトシリーズって。すごい伝統行事だな」
大翔は妙なところで感心し、これは自分も心して取り組まなければと気を引きしめた。



