Good day ! 6

「はあ、疲れた……」

会議室を出ると、大翔は思わずため息をついた。

「大丈夫ですか? キャプテン」

隣で舞が顔を見上げる。

「いや、もう、なにがなんだか。操縦より遥かに疲れた」
「そんなに? このあと伊丹往復ありますけど、大丈夫ですか?」

二人は動画撮影のあと、そのまま揃って乗務することになっていた。

「ああ、操縦なら大丈夫だ。むしろ空を飛んで己を取り戻したい」
「それなら良かったですけど……」

準備を進めるうちに、大翔はいつもの調子を取り戻す。

だがシップに乗り込み、CAとのブリーフィングを始めた時だった。

「チーフパーサーの伊沢です。よろしくお願いします」
「はっ!?」

大翔は声を上ずらせて固まった。