◇
「それじゃあ、インタビューを始めるわね。あら、二人とも緊張してる?」
数日後。
滑走路が見える会議室に呼ばれた舞と大翔は、固い表情で川原に頷いた。
「生配信じゃないんだから、そんなに身構えないでリラックスしてね。まずは自己紹介から始めましょう。あとは私がお二人に質問するから、それに答える形で進めるわね」
「はい、よろしくお願いします」
「じゃあいくわよ。……どうぞ」
川原に合図され、大翔が口を開く。
「皆様、こんにちは。機長の相澤です」
「副操縦士の佐倉です」
シーン……
「えっ、終わり? カット! いやいや、二人とも。もっとこう、なにかない? 相澤キャプテン、アメリカ仕込みの軽い感じでお願いします」
「いえ、自分は日本人なので」
「それにしても、もっとこう、あるでしょ?」
「これ以上は、ないです」
「はあ、今どき珍しいくらい硬派ね。うーん、分かったわ。それなら私が進行していいがしら?」
「はい、お願いします」
仕切り直して再び最初から取り始めた。
もう一度自己紹介すると、すぐに川原が声だけで進行していく。
「えー、この動画をご覧の皆様は、もうお気づきでしょうか? 公式ホームページで発表された新しいフライトシリーズ『初日の出フライト』は、この二人が担当いたします!」
「よろしくお願いします」
大翔と舞は揃って頭を下げた。
「それじゃあ、インタビューを始めるわね。あら、二人とも緊張してる?」
数日後。
滑走路が見える会議室に呼ばれた舞と大翔は、固い表情で川原に頷いた。
「生配信じゃないんだから、そんなに身構えないでリラックスしてね。まずは自己紹介から始めましょう。あとは私がお二人に質問するから、それに答える形で進めるわね」
「はい、よろしくお願いします」
「じゃあいくわよ。……どうぞ」
川原に合図され、大翔が口を開く。
「皆様、こんにちは。機長の相澤です」
「副操縦士の佐倉です」
シーン……
「えっ、終わり? カット! いやいや、二人とも。もっとこう、なにかない? 相澤キャプテン、アメリカ仕込みの軽い感じでお願いします」
「いえ、自分は日本人なので」
「それにしても、もっとこう、あるでしょ?」
「これ以上は、ないです」
「はあ、今どき珍しいくらい硬派ね。うーん、分かったわ。それなら私が進行していいがしら?」
「はい、お願いします」
仕切り直して再び最初から取り始めた。
もう一度自己紹介すると、すぐに川原が声だけで進行していく。
「えー、この動画をご覧の皆様は、もうお気づきでしょうか? 公式ホームページで発表された新しいフライトシリーズ『初日の出フライト』は、この二人が担当いたします!」
「よろしくお願いします」
大翔と舞は揃って頭を下げた。



