11月の下旬、舞はオフィスにShow Upしたところを、広報課の川原に呼び止められた。
「舞ちゃん、ちょっといいかしら」
「はい、なんでしょう」
「実は、新しいフライトシリーズを売り出すことになったの」
「そうなんですね! 今度はなにフライトですか?」
「ズバリ、初日の出フライトよ」
初日の出!と、舞は顔を輝かせる。
「すてき! それって元旦に富士山と日の出を、空の上から見るってことですよね?」
「そうなの、いいでしょ?」
「はい! とってもいいと思います」
「あら、良かった。じゃあ、舞ちゃんが担当してね」
「……は?」
途端に舞は真顔に戻った。
「え、ちょっと待ってください、川原さん。私が担当って、どういう意味ですか?」
「そのままよ。佐倉キャプテンと藤崎キャプテンのフライトシリーズも、いよいよ世代交代。新たなステージへ! そのあとを継ぐのは、お二人のお子さんしか考えられないでしょう?」
「ということは、私と兄で飛ばすということですか? でも二人ともまだコーパイですし……」
「そう。だから第二の佐倉 大和と第二の佐倉 恵真に託すことにしたの」
「第二の? それって……」
「一人は恵真さんにそっくりな舞ちゃん。そしてもう一人は、第二の佐倉 大和と呼ばれる男。そう、相澤 大翔キャプテンよ!」
高らかに告げる川原に、舞は「はあ……」と気の抜けた返事をする。
「これはまた、一気にSNSが盛り上がるわよー。大和ロスに陥ってた人達が、ハッと息を吹き返すわ。ホームページで発表されたら、すぐにSNSにもアップするから、お二人でのインタビューも撮らせてね。そして今回のフライトも、もちろんアレをつけるわよー」
「アレ、ですか?」
「そう、アレ! 早速作らなきゃ―、ルンルン!」
気持ちが言葉にもれた川原は、スキップしそうな勢いでデスクに戻っていった。
「舞ちゃん、ちょっといいかしら」
「はい、なんでしょう」
「実は、新しいフライトシリーズを売り出すことになったの」
「そうなんですね! 今度はなにフライトですか?」
「ズバリ、初日の出フライトよ」
初日の出!と、舞は顔を輝かせる。
「すてき! それって元旦に富士山と日の出を、空の上から見るってことですよね?」
「そうなの、いいでしょ?」
「はい! とってもいいと思います」
「あら、良かった。じゃあ、舞ちゃんが担当してね」
「……は?」
途端に舞は真顔に戻った。
「え、ちょっと待ってください、川原さん。私が担当って、どういう意味ですか?」
「そのままよ。佐倉キャプテンと藤崎キャプテンのフライトシリーズも、いよいよ世代交代。新たなステージへ! そのあとを継ぐのは、お二人のお子さんしか考えられないでしょう?」
「ということは、私と兄で飛ばすということですか? でも二人ともまだコーパイですし……」
「そう。だから第二の佐倉 大和と第二の佐倉 恵真に託すことにしたの」
「第二の? それって……」
「一人は恵真さんにそっくりな舞ちゃん。そしてもう一人は、第二の佐倉 大和と呼ばれる男。そう、相澤 大翔キャプテンよ!」
高らかに告げる川原に、舞は「はあ……」と気の抜けた返事をする。
「これはまた、一気にSNSが盛り上がるわよー。大和ロスに陥ってた人達が、ハッと息を吹き返すわ。ホームページで発表されたら、すぐにSNSにもアップするから、お二人でのインタビューも撮らせてね。そして今回のフライトも、もちろんアレをつけるわよー」
「アレ、ですか?」
「そう、アレ! 早速作らなきゃ―、ルンルン!」
気持ちが言葉にもれた川原は、スキップしそうな勢いでデスクに戻っていった。



