「泉さん連れてきたよ」
「お邪魔します。おっ、楽しそうだな」
舞に、遊ぶ時は誘ってくれと言った泉は、翔一や美羽にもそう話したらいい。
それならと、翔一は早速皆の仕事終わりにたこ焼きパーティーをしようと、泉を誘ったのだった。
「舞ちゃん、こんばんは。翼くんと翔一くんも」
「こんばんは、泉さん」
この頃には、翔一や翼も何度かフライトで泉と一緒になり、それぞれ仲良くなっていた。
「へえ、翼くんと翔一くんがここに一緒に住んでて、隣に舞ちゃんと美羽ちゃんが住んでるんだ。楽しそうでいいな」
「そりゃ、もう! エブリデイがたこ焼きパーティーでフォーエバーですよ」
いつもなら聞き流すが、泉を気にして舞が止める。
「翔くん、お願いだから黙ってて」
「そんな殺生な。俺が黙ったら地球に日の出はやってこないぜ?」
「泉さん、耳栓いりますか?」
あはは!と泉は楽しそうに笑う。
「フライトの疲れが一気に飛んでいくよ」
「でしょー? 翔ママのスナックは大繁盛なのよ。ほら、たこ焼きどんどんお食べなさいな」
「いただきます、ママ」
「はい、ソースいるでしょ? そーっすね!」
もうダメだと、舞は諦めて黙り込む。
ふと目をやると、ソファで翼が美羽の手を握り、身を寄せ合っているのが見えた。
(もう、お兄ちゃんまで! 泉さんに見られちゃうじゃない。溺愛はうちの中だけにしてよ。あ、ここうちだけど)
舞は心の中で独りごちる。
(お父さんといい、お兄ちゃんといい、どうしてこうもラブラブなのよ。巻き込まれるこっちの身にもなってほしいわ)
そしてふと、大翔のことを思い出した。
(相澤キャプテン、お父さんがお母さんを溺愛してるせいでヤキモチ焼かれて、ほんとに申し訳なかったわ。その上お兄ちゃんまで美羽を溺愛してるのがバレたら、もう私、恥ずかしくて合わせる顔がない)
自分が佐倉教官と藤崎キャプテンの娘だということはバレてしまったが、双子の兄がいることはまだ知られていないはず。
美羽も、相澤キャプテンとは一緒になったことがないと話していたから、翼とつき合っていることも知られていないだろう。
(これ以上は知られちゃいけないわ。私の名誉の為にも)
舞はたこ焼きの生地を入れたボウルを抱えたまま、よし、と頷いた。
「お邪魔します。おっ、楽しそうだな」
舞に、遊ぶ時は誘ってくれと言った泉は、翔一や美羽にもそう話したらいい。
それならと、翔一は早速皆の仕事終わりにたこ焼きパーティーをしようと、泉を誘ったのだった。
「舞ちゃん、こんばんは。翼くんと翔一くんも」
「こんばんは、泉さん」
この頃には、翔一や翼も何度かフライトで泉と一緒になり、それぞれ仲良くなっていた。
「へえ、翼くんと翔一くんがここに一緒に住んでて、隣に舞ちゃんと美羽ちゃんが住んでるんだ。楽しそうでいいな」
「そりゃ、もう! エブリデイがたこ焼きパーティーでフォーエバーですよ」
いつもなら聞き流すが、泉を気にして舞が止める。
「翔くん、お願いだから黙ってて」
「そんな殺生な。俺が黙ったら地球に日の出はやってこないぜ?」
「泉さん、耳栓いりますか?」
あはは!と泉は楽しそうに笑う。
「フライトの疲れが一気に飛んでいくよ」
「でしょー? 翔ママのスナックは大繁盛なのよ。ほら、たこ焼きどんどんお食べなさいな」
「いただきます、ママ」
「はい、ソースいるでしょ? そーっすね!」
もうダメだと、舞は諦めて黙り込む。
ふと目をやると、ソファで翼が美羽の手を握り、身を寄せ合っているのが見えた。
(もう、お兄ちゃんまで! 泉さんに見られちゃうじゃない。溺愛はうちの中だけにしてよ。あ、ここうちだけど)
舞は心の中で独りごちる。
(お父さんといい、お兄ちゃんといい、どうしてこうもラブラブなのよ。巻き込まれるこっちの身にもなってほしいわ)
そしてふと、大翔のことを思い出した。
(相澤キャプテン、お父さんがお母さんを溺愛してるせいでヤキモチ焼かれて、ほんとに申し訳なかったわ。その上お兄ちゃんまで美羽を溺愛してるのがバレたら、もう私、恥ずかしくて合わせる顔がない)
自分が佐倉教官と藤崎キャプテンの娘だということはバレてしまったが、双子の兄がいることはまだ知られていないはず。
美羽も、相澤キャプテンとは一緒になったことがないと話していたから、翼とつき合っていることも知られていないだろう。
(これ以上は知られちゃいけないわ。私の名誉の為にも)
舞はたこ焼きの生地を入れたボウルを抱えたまま、よし、と頷いた。



