「あの、キャプテン。パスタが冷めてしまいます」
「え、ああ」
カウンターに置いたパスタを見て、舞が促し、大翔はようやく腰を落ち着ける。
舞は、と見ると、ホットサンドとサラダを食べているところだったようだ。
とにかく落ち着けと自分に言い聞かせ、パスタを食べ始める。
しばらくは二人で黙々と食事の手を進めた。
「食後のコーヒーでも買ってくる。君はなにがいい?」
声をかけながら立ち上がると、舞は「いえ、そんな」と首を振る。
「ささやかだが、これくらいさせてくれ」
「えっと、では。ホットのキャラメルマキアートをお願いしてもいいですか?」
「ああ、分かった」
大翔はレジカウンターへ行くと、コーヒーとキャラメルマキアートをオーダーする。
待っている間にふとショーケースに目をやり、追加で注文した。
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
顔を上げた舞が、驚いたように動きを止める。
大翔はキャラメルマキアートのカップと一緒に、イチゴのショートケーキが載ったプレートを置いていた。
フルーツソースで描かれた可愛い花の模様と、その横には『Happy Birthday! MAI』の文字。
「えっ!」
「誕生日おめでとう」
「ありがとう、ございます。すみません、びっくりしてしまって……」
「これくらいで?」
「だってこんなふうにお祝いしてもらったの、初めてなんです。驚いたけど、すごく嬉しいです」
ようやく実感が湧いたようで、舞はケーキを見つめてにっこり笑う。
コックピットでの真剣な表情とは違い、あどけなく可愛らしいその笑顔は、大翔の目にいつまでも焼きついていた。
「え、ああ」
カウンターに置いたパスタを見て、舞が促し、大翔はようやく腰を落ち着ける。
舞は、と見ると、ホットサンドとサラダを食べているところだったようだ。
とにかく落ち着けと自分に言い聞かせ、パスタを食べ始める。
しばらくは二人で黙々と食事の手を進めた。
「食後のコーヒーでも買ってくる。君はなにがいい?」
声をかけながら立ち上がると、舞は「いえ、そんな」と首を振る。
「ささやかだが、これくらいさせてくれ」
「えっと、では。ホットのキャラメルマキアートをお願いしてもいいですか?」
「ああ、分かった」
大翔はレジカウンターへ行くと、コーヒーとキャラメルマキアートをオーダーする。
待っている間にふとショーケースに目をやり、追加で注文した。
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
顔を上げた舞が、驚いたように動きを止める。
大翔はキャラメルマキアートのカップと一緒に、イチゴのショートケーキが載ったプレートを置いていた。
フルーツソースで描かれた可愛い花の模様と、その横には『Happy Birthday! MAI』の文字。
「えっ!」
「誕生日おめでとう」
「ありがとう、ございます。すみません、びっくりしてしまって……」
「これくらいで?」
「だってこんなふうにお祝いしてもらったの、初めてなんです。驚いたけど、すごく嬉しいです」
ようやく実感が湧いたようで、舞はケーキを見つめてにっこり笑う。
コックピットでの真剣な表情とは違い、あどけなく可愛らしいその笑顔は、大翔の目にいつまでも焼きついていた。



