羽田へ向かう空の上で、大翔はどうしたものかと考える。
誕生日をお祝いしたいが、出過ぎた真似も出来ない。
日本人同士の距離感も、よく分からなかった。
コックピットに入った時に「誕生日なんだね、おめでとう」と声をかけると、舞は「ありがとうございます」とにこやかに笑っていたが、それで充分なのだろうか?
そんなことを考えているうちに、羽田空港が見えてきて、大翔は気持ちを入れ替える。
無事に着陸してオフィスに戻ると、デブリーフィングは手短に終えた。
(誕生日だからな。きっとこのあと、カレーのしょうちゃんに祝ってもらうのだろう)
そう思い、大翔はそそくさと立ち上がる。
「では、2日間お疲れ様でした」
「はい、ありがとうございました。またご一緒させていただく際には、よろしくお願いいたします」
「こちらこそ。じゃあ」
更衣室で着替えると、軽くなにか食べてから帰ろうと思い、ターミナルビルのレストランフロアに向かった。
どこにしようかと迷ったあげく、滑走路に面したカフェに入る。
17時過ぎという中途半端な時間のせいか、人の姿もまばらだった。
大翔はパスタを注文し、飛行機が見渡せるカウンター席に座る。
だがふと隣に目を向けた途端、驚いて後ずさった。
そこには、微笑んで飛行機を見つめる私服姿の舞がいた。
「どうした!?」
「えっ……、相澤キャプテン!」
「なぜここにいる?」
「え、あの。飛行機を見たくて……」
「今日は君の誕生日だろう?」
「はい。なので、一人でうちに帰るのも味気ないなと思いまして」
「カレー……氏はどうした? 一緒に住んでるんだろ?」
舞はキョトンと首をかしげる。
「いえ、あの。一緒に住んでいる親友は、今夜はデートでいないですし、私に彼氏はいません」
「は?」
今度は大翔が首をかしげた。
「どういうことだ?」
「えっと、さあ?」
もはやなにがなんだか分からない。
昨日から大翔は混乱しっぱなしだった。
誕生日をお祝いしたいが、出過ぎた真似も出来ない。
日本人同士の距離感も、よく分からなかった。
コックピットに入った時に「誕生日なんだね、おめでとう」と声をかけると、舞は「ありがとうございます」とにこやかに笑っていたが、それで充分なのだろうか?
そんなことを考えているうちに、羽田空港が見えてきて、大翔は気持ちを入れ替える。
無事に着陸してオフィスに戻ると、デブリーフィングは手短に終えた。
(誕生日だからな。きっとこのあと、カレーのしょうちゃんに祝ってもらうのだろう)
そう思い、大翔はそそくさと立ち上がる。
「では、2日間お疲れ様でした」
「はい、ありがとうございました。またご一緒させていただく際には、よろしくお願いいたします」
「こちらこそ。じゃあ」
更衣室で着替えると、軽くなにか食べてから帰ろうと思い、ターミナルビルのレストランフロアに向かった。
どこにしようかと迷ったあげく、滑走路に面したカフェに入る。
17時過ぎという中途半端な時間のせいか、人の姿もまばらだった。
大翔はパスタを注文し、飛行機が見渡せるカウンター席に座る。
だがふと隣に目を向けた途端、驚いて後ずさった。
そこには、微笑んで飛行機を見つめる私服姿の舞がいた。
「どうした!?」
「えっ……、相澤キャプテン!」
「なぜここにいる?」
「え、あの。飛行機を見たくて……」
「今日は君の誕生日だろう?」
「はい。なので、一人でうちに帰るのも味気ないなと思いまして」
「カレー……氏はどうした? 一緒に住んでるんだろ?」
舞はキョトンと首をかしげる。
「いえ、あの。一緒に住んでいる親友は、今夜はデートでいないですし、私に彼氏はいません」
「は?」
今度は大翔が首をかしげた。
「どういうことだ?」
「えっと、さあ?」
もはやなにがなんだか分からない。
昨日から大翔は混乱しっぱなしだった。



