Good day ! 6

「あ、お父さん!」

フライトを終えてオフィスに向かっていた舞は、廊下の先に背の高い後ろ姿を見つけて、笑顔で駆け寄った。

「今帰り?  私もデブリ終わったら帰れるから、途中まで一緒に……」

そこまで言うと、舞の顔から笑みが消える。

覗き込んで見上げた顔は、確かに父に似ているが、全くの別人だった。

おまけにどう見ても若い。

(え、だ、誰?)

思わず後ずさると、同じ便に乗務していた機長の伊沢が「わー、舞ちゃん!」と慌てて割って入った。

「ごめんね、相澤(あいざわ)くん。ほら、行こう、舞ちゃん」
「あ、はい。すみませんでした」

伊沢に促され、舞は男性に頭を下げてからオフィスに戻った。