Good day ! 5

11月下旬になると、宮崎での学課課程を無事に終えた翼と舞が束の間帰省し、少し遅れた21歳の誕生日を家族で祝う。

「お父さんもお母さんも、すごいね。私、勉強すればするほどパイロットってすごいなって思い知らされるのに、更に二刀流なんて」
「ああ、本当に尊敬する。俺達もがんばらないとな、舞」
「うん!」

そんな子ども達に、恵真もがんばろうと大和と頷き合った。

翼と舞は帯広のフライト課程へと進み、家族それぞれまた訓練に励む。

恵真も大和もB777の右席でのFOデューティーはこなしており、あとは左席での機長訓練を残すのみとなっていた。

年が明けると、翼と舞から初のソロフライトを終えたというメッセージが、写真付きで送られてくる。

「わあ、二人とも嬉しそう」

訓練機の前で笑顔を見せる翼と舞に、恵真も大和も目を細めた。

「ああ、いい笑顔だ。ファーストソロフライトは特別だからな。一人で空を飛んだ時の感動は、いつまで経っても忘れられない」
「ええ、私もです。翼も舞もこの感動を胸に、これからもパイロットの道を進んでほしいです」
「そうだな」
「私も機長ひとり立ち、がんばらないと!」
「俺もだ」

家族四人で互いに刺激を受け、励まし合った。