「ひゃー、テンション上がるわ。めっちゃかっこええよな、JWAの機体」
青空に吸い込まれるように小さくなっていく大和と恵真の飛行機を見送りながら、翔一が目を細めた。
翼と舞が、家族で共有している両親のスケジュールで今日の宮崎往復を確認し、ひと目でも会いたいと、滑走路が見える校内の格納庫前に来ていた。
「俺も早く飛びたいわー。帯広のフライト課程、楽しみやな」
そんな翔一に、翼が真顔で口を開く。
「翔一、どうでもいいけどその変な関西弁はやめろ」
「なんでやねん。郷に入っては郷に従えって言うやろ? いやー、すっかり俺も田舎暮らしに慣れたわ。のどかやなー」
「だから、ここは関西じゃないってば!」
「舞ちゃん、テニスしていかへん?」
「おい、翔一! 聞いてるのか?」
舞は二人のやり取りに苦笑いしつつ頷き、三人でキャンパス内のテニスコートに向かった。
毎日座学だと運動不足になりがちで、休日は気分転換を兼ねて三人でよくテニスをしていた。
「翼ー、ええかー? いくわよー」
「翔一! オネエ言葉はやめろ!」
「そおれっ!」
舞は二人の様子を笑いながら見守る。
先輩と同室の寮生活は緊張の毎日で、時々実家が恋しくなるが、兄の翼と幼馴染の翔一がいてくれることが、舞はなによりも心強かった。
青空に吸い込まれるように小さくなっていく大和と恵真の飛行機を見送りながら、翔一が目を細めた。
翼と舞が、家族で共有している両親のスケジュールで今日の宮崎往復を確認し、ひと目でも会いたいと、滑走路が見える校内の格納庫前に来ていた。
「俺も早く飛びたいわー。帯広のフライト課程、楽しみやな」
そんな翔一に、翼が真顔で口を開く。
「翔一、どうでもいいけどその変な関西弁はやめろ」
「なんでやねん。郷に入っては郷に従えって言うやろ? いやー、すっかり俺も田舎暮らしに慣れたわ。のどかやなー」
「だから、ここは関西じゃないってば!」
「舞ちゃん、テニスしていかへん?」
「おい、翔一! 聞いてるのか?」
舞は二人のやり取りに苦笑いしつつ頷き、三人でキャンパス内のテニスコートに向かった。
毎日座学だと運動不足になりがちで、休日は気分転換を兼ねて三人でよくテニスをしていた。
「翼ー、ええかー? いくわよー」
「翔一! オネエ言葉はやめろ!」
「そおれっ!」
舞は二人の様子を笑いながら見守る。
先輩と同室の寮生活は緊張の毎日で、時々実家が恋しくなるが、兄の翼と幼馴染の翔一がいてくれることが、舞はなによりも心強かった。



