「今日は翼達、休みみたいだな」
コックピットの左席に座った大和がそう言うと、右席の恵真も頷く。
「そうですね、土曜日ですから」
宮崎空港に着陸し、大和と恵真はそのままコックピットで折り返し便の準備を進めているところだった。
翼と舞、それから翔一がいる航空大学校宮崎本校は、宮崎空港のすぐ北側に隣接し、滑走路を挟んだ向かい側に訓練機の格納庫がある。
今日はオフの日で、格納庫のシャッターも閉まっていた。
「懐かしいな。あそこに今は子ども達がいるなんて、なんだか不思議な気がします」
恵真と大和にとっての母校でもある航空大学校に子ども達が入学して、3か月が過ぎようとしていた。
「そうだな。それにしても、俺と恵真で宮崎便を飛ばすなんて珍しい。スケジューラーさん、授業参観でもして来いって思ったのか?」
「ふふっ、それはないですよ。便間40分しかないんですから。でも子ども達の様子が気になる私達に、少しでも様子が分かるようにって、お気遣いいただいたのかもしれないですね」
「ああ。宮崎ステイの日があれば、ゆっくり会えるんだろうけど」
「宮崎ステイ? 私と大和さんで? それはおそらく可能性ゼロかと」
羽田から宮崎へは往復が基本。
思わぬ事態でステイとなっても、その時に二人が一緒に乗務している可能性はほぼ考えられない。
「まあ、そうだろうな。でもきっとあの子達のことだ、元気にやってるよ」
「そうですね」
そうこうしているうちにキャビンクリアとなり、二人は気持ちを切り替えた。
乗客が次々とパッセンジャーボーディングブリッジを渡り、搭乗完了となる。
「よし、プッシュバックリクエスト」
「Roger」
コックピットの左席に座った大和がそう言うと、右席の恵真も頷く。
「そうですね、土曜日ですから」
宮崎空港に着陸し、大和と恵真はそのままコックピットで折り返し便の準備を進めているところだった。
翼と舞、それから翔一がいる航空大学校宮崎本校は、宮崎空港のすぐ北側に隣接し、滑走路を挟んだ向かい側に訓練機の格納庫がある。
今日はオフの日で、格納庫のシャッターも閉まっていた。
「懐かしいな。あそこに今は子ども達がいるなんて、なんだか不思議な気がします」
恵真と大和にとっての母校でもある航空大学校に子ども達が入学して、3か月が過ぎようとしていた。
「そうだな。それにしても、俺と恵真で宮崎便を飛ばすなんて珍しい。スケジューラーさん、授業参観でもして来いって思ったのか?」
「ふふっ、それはないですよ。便間40分しかないんですから。でも子ども達の様子が気になる私達に、少しでも様子が分かるようにって、お気遣いいただいたのかもしれないですね」
「ああ。宮崎ステイの日があれば、ゆっくり会えるんだろうけど」
「宮崎ステイ? 私と大和さんで? それはおそらく可能性ゼロかと」
羽田から宮崎へは往復が基本。
思わぬ事態でステイとなっても、その時に二人が一緒に乗務している可能性はほぼ考えられない。
「まあ、そうだろうな。でもきっとあの子達のことだ、元気にやってるよ」
「そうですね」
そうこうしているうちにキャビンクリアとなり、二人は気持ちを切り替えた。
乗客が次々とパッセンジャーボーディングブリッジを渡り、搭乗完了となる。
「よし、プッシュバックリクエスト」
「Roger」



