Good day ! 5

それから1年半後。

卒業を控えて就職活動をしていた翼と舞、翔一が、無事に第一志望の日本ウイング航空への入社が決まった。

同じくして、美羽もキャビンアテンダントとして内定をもらう。

その後、翼達はめでたく航空大学校を卒業し、日本ウイング航空の東京本社での研修に入った。

入社式を待たずにそうしたいと、三人が希望したからだった。

まずは座学から始まり、色々な部署で実際にお手伝いしながら、航空会社の実情や飛行機の運航はどうやって支えられているのかを身を持って学ぶ。

23歳の誕生日を家族で祝い、これからは四人一緒に同じ会社で働けることに喜びを噛みしめた。

そして翌年の4月に入社式を迎えたのを機に、翼と舞は実家を出ることにした。

翔一と美羽と相談して、四人で同じマンションを探す。

隣同士の2DKの部屋を借り、舞は美羽と、翼は翔一と一緒に暮らすことになった。

仕事では緊張の毎日。

だがマンションに帰ってくると、四人で色々な話をしながら励まし合う。

そんな日々は、この先の期待と憧れでキラキラと輝いていた。

「美羽、おはよう。私、自習したいから先に行くね。テーブルにチーズオムレツ作ってあるよ」
「ありがとー、舞。神!」
「あはは! じゃあね、あとでね」

そうやって互いに料理や洗濯、掃除などで助け合えるのも利点だった。

舞と翼と翔一は、三人ともB787に配属され、訓練を開始する。

そして遂に、野中のラストフライトの日がやってきた。