Good day ! 5

翌日は朝から美ら海水族館に出かけ、恵真は子どものようにジンベイザメやイルカに目を輝かせた。

夜には乗務が控えている為のんびりは出来なかったが、お土産を買うのだけは外せない。

「大和さん、このグラスをペアで買ってもいい? 琉球ガラスなの」
「もちろん。イルカのぬいぐるみは?」
「えー、もう子どもじゃないから買わない」

だが大和がこっそり会計してから手渡すと、恵真は「わあ!」と嬉しそうな笑顔で受け取った。

「それから、これも恵真に。ホタルガラスだって」

そう言って大和は、銀箔を閉じ込めた藍色のネックレスを恵真の胸元に着けた。

「きれい……。まるで夜空に輝く星みたい」

ホタルガラスに手を添えて、恵真は優しい微笑みを浮かべる。

「ありがとう、大和さん」
「どういたしまして」

さり気なく手を繋いで歩き出すと、恵真は頬をほんのりピンクに染めてうつむいていた。