夜明け前。
まだ薄い金色の光が
離宮の庭を照らし始めたころ。
「まぁ、予想通りかしらね。どう考えても私は帝国皇后に向いてないし」
前日まで自由奔放に振る舞った
自覚があるルチアは、
当然のように“落選”を確信していた。
軽く荷物をまとめ、
気持ちはすでに観光モードへ。
「お土産でも買ってアズールティアに帰ろ〜っと。料理長おすすめの干し肉の詰め合わせは外せないわね」
鼻歌まで出る余裕ぶりである。
そこへ――
コンコン。
扉の向こうから、
丁寧なノックの音。
「ルチア王女殿下にお届け物がございます!」
嫌な予感しかしないルチア。
「え? このタイミングで? まさか……」
(いやいやないない!絶対ない!)
訝しげに扉を開けたルチアの前に、
緊張で震える侍従が一人立っていた。
「お、おめでとうございますルチア様……!
次の審査へお進みいただきます!!」
涙目で 金糸の封蝋が押された招待状を
ルチアに差し出す。
「……え?」
ルチアはしばし完全フリーズ状態になる。
まだ薄い金色の光が
離宮の庭を照らし始めたころ。
「まぁ、予想通りかしらね。どう考えても私は帝国皇后に向いてないし」
前日まで自由奔放に振る舞った
自覚があるルチアは、
当然のように“落選”を確信していた。
軽く荷物をまとめ、
気持ちはすでに観光モードへ。
「お土産でも買ってアズールティアに帰ろ〜っと。料理長おすすめの干し肉の詰め合わせは外せないわね」
鼻歌まで出る余裕ぶりである。
そこへ――
コンコン。
扉の向こうから、
丁寧なノックの音。
「ルチア王女殿下にお届け物がございます!」
嫌な予感しかしないルチア。
「え? このタイミングで? まさか……」
(いやいやないない!絶対ない!)
訝しげに扉を開けたルチアの前に、
緊張で震える侍従が一人立っていた。
「お、おめでとうございますルチア様……!
次の審査へお進みいただきます!!」
涙目で 金糸の封蝋が押された招待状を
ルチアに差し出す。
「……え?」
ルチアはしばし完全フリーズ状態になる。



