途中経過の報告を受けたビンセントは
王座の間で荒れていた。
「……またルチアが高評価? なんだそれは。お前たちは何を基準に審査しているんだ?あの女はやる気すらないんだぞ!」
「しかし陛下……彼女は別に“皇后らしい振る舞い”をしているのではなく、“人としてまとも”だから評価されるので……?」
「うるさいッ!!!」
堪忍袋の緒が切れたビンセントは立ち上がる。
「もういい。俺がこの目で確かめる。
本当に……あの女が“皇后の器”なんてことがあるはずない!」
(いや、陛下……めちゃめちゃ気になってる……!)
ビンセントは黒の外套を羽織り、
皇帝の威厳も何もない
“完全に怪しい男スタイル”で離宮へ潜入する。
……が、
離宮の裏庭に入った瞬間。
「――あんた、そんなところで何やってんの?」
ばっちり発見された。
しかも、
ビンセント的に一番見つかりたくなかった相手に。
ルチアはアイスティーの入ったカップを
片手に持って立っている。
王座の間で荒れていた。
「……またルチアが高評価? なんだそれは。お前たちは何を基準に審査しているんだ?あの女はやる気すらないんだぞ!」
「しかし陛下……彼女は別に“皇后らしい振る舞い”をしているのではなく、“人としてまとも”だから評価されるので……?」
「うるさいッ!!!」
堪忍袋の緒が切れたビンセントは立ち上がる。
「もういい。俺がこの目で確かめる。
本当に……あの女が“皇后の器”なんてことがあるはずない!」
(いや、陛下……めちゃめちゃ気になってる……!)
ビンセントは黒の外套を羽織り、
皇帝の威厳も何もない
“完全に怪しい男スタイル”で離宮へ潜入する。
……が、
離宮の裏庭に入った瞬間。
「――あんた、そんなところで何やってんの?」
ばっちり発見された。
しかも、
ビンセント的に一番見つかりたくなかった相手に。
ルチアはアイスティーの入ったカップを
片手に持って立っている。



