激重シスコン皇帝は、勝ち気な姫に陥落する

◆7 ルチアお気に入りのレストラン の 料理長が宮廷に召喚される

「昨日のランチ、美味しかった。また行きたいなぁ。」
ビンセントに何気なく言う。
それに反応するビンセント。
「分かった!」

その日の夜。
料理長が城に呼び出される。
「ふおおお!? なんで私が宮廷に呼ばれるんです!?」

側近は申し訳なさそうに答える。
「陛下が“皇后が気に入った味を毎日食べさせたい”と……」

翌朝、真相を知ったルチアは
顔を真っ赤にしてビンセントに抗議する。
「ちょっと! 勝手に拉致してこないで!!料理長にだって事情があるでしょ!」

ビンセントは誇らしげに言う。
「愛の誘拐だ」