亜由美の屋敷に到着したのは真夜中
『運転ありがとう千紘』
「で、これからどうすんの?」
『今日はあのホテルに泊まる、視界が真っ暗で見えないと思うから明日の朝一に小川に行こう』
千紘はそれ以上何も言わず
このホテルは以前萌チャンと泊まったホテル
結城はフロントにホテルの空き状況を確認し
『良かった、開いてるって!』
千紘に無邪気な笑顔を向ける
「お前さ…」
『なに?』
「怖くないの?俺のこと…」
『え?』
悪魔は悪魔でも見た目は友達の千紘…
見た目が千紘だからか怖さは一切無い
『特に… 信用してるし』
「信用?」
『由佳サンとの契約はまだ有効なんだろ?それなら俺に被害を与える事はないと思うから』
「……。」
部屋は2部屋
『じゃあまた明日』
「わかった、何があれば言って」
結城と千紘はチェックインした部屋へ…
それぞれ自分の時間を過ごした。


