秘密な恋愛

佑陽は
芽依の手を引き
“ちょっとこっちきて”
と芽依を隣に座らせた。

「··?」
キョトンとする芽依。


「あのさ。ちょっとびっくりするかもしれねぇけど」

「うん」
芽依は、ゆっくりと頷いた。

​「実は昨日、親父が日本に帰ってきてさ」


​そう切り出した佑陽の言葉に、
芽依は
「佑陽くんの··お父さん?」
と不思議な表情をする。


「うん。昨日会ったんだけど。··正月にさ、芽依に会いたいって。」

「····えっ?!」


​芽依は驚きのあまり、目を丸くして固まってしまった。

​「お、お父さんが私に、会いたい···!?」

「そう。正月明けまでこっちにいるらしくてさ。昨日事務所に行ったら急に言われて」

​と、気だるそうにつぶやく。


「事務所?どうしてお父さんが事務所にいるの??」

「あー··。それはさ···」