秘密な恋愛

カフェにて。

​「えっ、 旅行!?」

​びっくりした表情で声を上げたのは、
由奈だった。

​「うん。私もびっくりしてて」

​芽依は、昨日のクリスマスに起こった出来事を由奈に話した。
もちろん、自分が勝手な勘違いをして、佑陽と距離を取ってしまったことも包み隠さずに。


​「うーん、芽依が不安になっちゃう気持ちもわかるけどね! でも、よく分かんない男子と佑陽くんを一緒にしちゃダメ。もっと佑陽くんのこと信じてあげな。っていうか、モヤモヤしたら、まずは佑陽くんに相談しなさい!」

​「···はい」
由奈に軽くお説教され、芽依は小さくなって反省する。


「え〜。でもいいなぁ、旅行」
説教モードから一転、旅行の話に戻ると、由奈は羨ましそうに溜息をついた。

​「昨日ね、行きたい場所を色々話したの」

本当に楽しみにしている芽依を見て、由奈はふっと口元を緩め、どこか意味ありげに話を切り出した。