秘密な恋愛

その時、ハルの頭には
芽依から言われた

‘’家族で旅行に行く”
という言葉が浮かぶ。


「あの···芽依さんは、行くの辞めたんですか?」

​そう問いかけると、
芽依のママは不思議そうに小首を傾げた。

​「何言ってるのよ笑。もともと初めから、私とパパだけよ?」


(は···?なんで芽依···嘘なんか··)


芽依のママの発言で、
芽依が言った事は

“嘘だった”

と知ってしまった。


先ほどから
胸の奥が
ギュ···と苦しくなる。

ドクドクと鼓動も鳴り止まない。


「どうかした?」

様子がおかしかったのか
不安そうに尋ねる芽依のママ。

ハルは
はっとし

「あ··いえ笑。ちょっと色々勘違いしてて笑。疲れてるんですかね笑?」

と心配させないように
笑って誤魔化した。

「お仕事忙しそうだものね。ちゃんと休んでね?」

「はい···。ありがとうございます。楽しんできてください。旅行」

「ありがとう。芽依の事よろしくね」


芽依のママは、先へホームへと向かったパパの所へと向かおうとすると


ハルは何かを思いだしたのか

「あの。俺に会ったこと。芽依さんには内緒にしててもらえますか?」
「··?えぇ、大丈夫よ」

一瞬、芽依のママは不思議に思うも 特に気にとめなかった。