(はぁ···)
誰もいなくなった静まり返った家の中に、
芽依の切ないため息だけが寂しく響いた。
ママが最後に言った
「佑陽くんによろしくね」
という言葉が、今の芽依の胸をチクチクと刺す。
(佑陽くんは今頃。私の嘘を信じて、私が家族と楽しく旅行に行ってるって思ってるんだよね···)
芽依はまだ、来ていたLINEに
返事を、返せないままだった。
外での撮影の合間。
休憩時間。
スマホをチェックすると
送ったLINEは既読なのに
返事がないことに
さすがに心配を覚える。
(芽依···なにがあったんだよ··)
電話をかけようとしたとその時。
ふと顔を上げると、
反対の道路に
芽依の両親が駅へとキャリーケースを引いて歩いているのが見えた。
でもそこに芽依の姿はない。
(芽依の両親···?)
ドク··と
どこか不安な気持ちがハルを襲う。
「わりぃ飯田さん。ちょっとここ離れる。すぐ戻るからっ」
「遅れんなよ」
そういい、ハル···佑陽は芽依の両親の元へと急いだ。
「あのっ···すみませんっ··」
息を切らせ、掛けていたサングラスを外し
ハルは芽依のママの足を止める。
「えっ?あらっ··誰かと思ったら佑···じゃなくてハルくん?!やっぱりこう見ると、かっこいいわね〜」
と嬉しそうにする芽依のママ。
佑陽は芽依のママへ
‘’こんにちは”
と軽く頭を下げる。
「あの··これから旅行··ですよね?」
「え、知ってたの?ふふ、そうなの。パパと2人で旅行なんて久しぶりでね」
‘’2人で旅行”
その言葉にぴくりと反対するハル。
「仕事終わりに芽依に会うんでしょ?あの子今、家でソワソワしてるんじゃないかな。」
(家···?)
誰もいなくなった静まり返った家の中に、
芽依の切ないため息だけが寂しく響いた。
ママが最後に言った
「佑陽くんによろしくね」
という言葉が、今の芽依の胸をチクチクと刺す。
(佑陽くんは今頃。私の嘘を信じて、私が家族と楽しく旅行に行ってるって思ってるんだよね···)
芽依はまだ、来ていたLINEに
返事を、返せないままだった。
外での撮影の合間。
休憩時間。
スマホをチェックすると
送ったLINEは既読なのに
返事がないことに
さすがに心配を覚える。
(芽依···なにがあったんだよ··)
電話をかけようとしたとその時。
ふと顔を上げると、
反対の道路に
芽依の両親が駅へとキャリーケースを引いて歩いているのが見えた。
でもそこに芽依の姿はない。
(芽依の両親···?)
ドク··と
どこか不安な気持ちがハルを襲う。
「わりぃ飯田さん。ちょっとここ離れる。すぐ戻るからっ」
「遅れんなよ」
そういい、ハル···佑陽は芽依の両親の元へと急いだ。
「あのっ···すみませんっ··」
息を切らせ、掛けていたサングラスを外し
ハルは芽依のママの足を止める。
「えっ?あらっ··誰かと思ったら佑···じゃなくてハルくん?!やっぱりこう見ると、かっこいいわね〜」
と嬉しそうにする芽依のママ。
佑陽は芽依のママへ
‘’こんにちは”
と軽く頭を下げる。
「あの··これから旅行··ですよね?」
「え、知ってたの?ふふ、そうなの。パパと2人で旅行なんて久しぶりでね」
‘’2人で旅行”
その言葉にぴくりと反対するハル。
「仕事終わりに芽依に会うんでしょ?あの子今、家でソワソワしてるんじゃないかな。」
(家···?)



