秘密な恋愛

翌朝。
​「う、ん···」

​重い瞼を開けると、
窓の外はすでに明るくなっていた。
カーテンの隙間から差し込む朝の光が、
やけに眩しい。

ベッドから起き上がろうとした芽依は
、自分の身体がひどく重いことに気がついた。

​(あ。私、昨日そのまま寝ちゃったんだ···)

ぼんやりとした頭で、
枕元に転がっていたスマホを手に取る。
画面を点灯させた瞬間。

芽依の心臓がドクン、と大きく跳ね上がった。

​画面に表示されていたのは
佑陽からの着信とLINEの通知。


昨日の夜きた
『芽依、電話できたら電話して。』

というLINEに。

今日の朝にきていた

『おはよ。今日気をつけて行ってこいよ。俺は、今から仕事行ってくる』

というLINE。


「··私··最低だ···」

芽依は罪悪感でいっぱいだった。






「じゃあ行ってくるわね。出かけるなら、戸締りとかしっかりね。お土産買ってくるから」


「うん、楽しんできてね」

10時頃。玄関で両親を見送る芽依。
笑顔のつもりだったのに

「芽依、本当に大丈夫?」と
芽依の、様子を心配する芽依のママ。

「大丈夫だよ笑。ほら、遅れちゃうから」
と芽依はママの背中を押す。

「佑陽くんによろしくね」
「うん」


ぱたり。とドアが閉まると

深く、息を吐く芽依。