「···佑陽くん」
どくどく、と脈打つ鼓動。
『ん?』
「··ごめんね。クリスマス会えない」
芽依の申し訳なさそうな声を聞き
佑陽は一瞬黙り込むも
『もしかして遅いとまずい?まぁ··だよな。···25日は?』
なんでもないように、ふと軽く話しだす佑陽。
「···家族で旅行に行くことになって。どっちもだめなの」
24.25日は、もともと芽依の両親が旅行に行く予定だった。
それを思い出し、咄嗟に自分も行くと嘘をついてしまった芽依。
(嘘···ついちゃった)
申し訳なさでいっぱいの芽依。
でも佑陽は
『なんで謝るんだよ。それ、だいぶ前から決まってたんだろ?そっちの方が大事だろ』
(なんで···)
まだ確定じゃないけれど、
頑張って早く終わらせて
会おうとしてくれていた佑陽。
でも出た言葉は、
芽依と芽依の家族を思う言葉。
余計、芽依の心は
苦しくなった。
『元々は俺が仕事で合わせられねぇかもって話だったんだし、気にすんな。旅行、楽しんでこいよ?』
「うん···」
優しい。どこまでも優しくて、自分のことよりも芽依を優先してくれる。
でも、その優しさに触れれば触れるほど、胸の奥の冷たい塊がどんどん大きくなって、呼吸が苦しくなっていく。
どくどく、と脈打つ鼓動。
『ん?』
「··ごめんね。クリスマス会えない」
芽依の申し訳なさそうな声を聞き
佑陽は一瞬黙り込むも
『もしかして遅いとまずい?まぁ··だよな。···25日は?』
なんでもないように、ふと軽く話しだす佑陽。
「···家族で旅行に行くことになって。どっちもだめなの」
24.25日は、もともと芽依の両親が旅行に行く予定だった。
それを思い出し、咄嗟に自分も行くと嘘をついてしまった芽依。
(嘘···ついちゃった)
申し訳なさでいっぱいの芽依。
でも佑陽は
『なんで謝るんだよ。それ、だいぶ前から決まってたんだろ?そっちの方が大事だろ』
(なんで···)
まだ確定じゃないけれど、
頑張って早く終わらせて
会おうとしてくれていた佑陽。
でも出た言葉は、
芽依と芽依の家族を思う言葉。
余計、芽依の心は
苦しくなった。
『元々は俺が仕事で合わせられねぇかもって話だったんだし、気にすんな。旅行、楽しんでこいよ?』
「うん···」
優しい。どこまでも優しくて、自分のことよりも芽依を優先してくれる。
でも、その優しさに触れれば触れるほど、胸の奥の冷たい塊がどんどん大きくなって、呼吸が苦しくなっていく。



