秘密な恋愛

(私と一緒にいるの、辛いのかな··)

​“耐えられねぇ”

その言葉の意味を、
芽依は

‘’記憶のない自分と一緒にいるのが辛い”

という意味に捉えてしまった。




勉強会のとき。
あんなに優しくキスをしてくれた佑陽。

‘’自分の記憶がない”

という事実に、
本当はどれだけ傷ついているんだろう。


​帰り際、仕事がなければ一緒にいたいって言ってくれた。

芽依がのんきに
‘’大丈夫だよ”
なんて笑っている裏で、
どれだけ無理をさせてしまっているんだろう。

そう
思ってしまう。


​(私··佑陽くんを、苦しめてる···?)

​そう思うと、急に怖くなった。