秘密な恋愛

「今のは···」
芽依が話そうとした瞬間

ふと佑陽の唇が重なり··

ドキ···

(えっ···?)

突然の事に
頭が真っ白になる芽依。


唇が離れたかと思うも

そっと芽依の頬に佑陽の手が触れ
再びキスをされる

そのキスは 芽依を逃がさないみたいな

どこか荒く

深く、甘いキスだった。


そのキスが
どこか懐かしく感じる芽依。



唇が離れ··

何が起きたのか
すぐに芽依は理解できない。



「頼むから··」

トン··
と 芽依の首元に佑陽は顔を埋め

「俺から離れんなよ··」

切ない佑陽の声。

“離れるな”
その言葉を聞いて芽依の涙はさらに溢れる。

「離そうとしたの。佑陽くんじゃない··」

「俺だな···」
低く、落ちついた佑陽の声。

「でも···」

芽依は小さく息を吐き

「佑陽くん、話そうとしてくれてたのに。逃げたのは私···。」

「芽依··」
佑陽はそっと顔をあげ 芽依へと視線を向ける。

「話そうとすると、苦しくなって。逃げちゃった··」

そう話す芽依の涙は止まらない。


「避けて··ごめなさい··」

「芽依はなんもわるくねぇだろ。芽依を泣かせたのは俺なんだ。··だから謝るな」


「でも··佑陽くんのこと傷つけたよ?」

涙で溢れる目で
芽依は佑陽をみつめ
小さな声で呟く。