秘密な恋愛

芽依は もっていたお弁当を ギュと握りしめ

「佑陽くんの事。傷つけたならごめんなさい··」

そういい 持っていたお弁当を そっと差し出し

「これ。もったいないから、良かったら食べて?」

その手は震えており 芽依の声も少し震えていた。 今にも、泣きそうな芽依。

その姿に 佑陽は、はっとし

(俺っ···)

「芽依っ」

佑陽は芽依の手を取ろうとするも
芽依は手を離し、 その場から去ってしまった。

(何してんだよ···)

芽依を傷つけた。

その後悔が 佑陽を襲う。






(なんで···?)

「何であんなこというの···? 」

“会いたいなら合えばいい”

“彼氏じゃねぇしな”

その言葉が頭をぐるぐるとさせる。



気づけばいつもきている屋上に来ていた芽依。

(私が···拓海くんといたから?)

自分のした行動を責める芽依。



「あれ?芽依、佑陽くんは?」

そこへ偶然由奈が声をかけると
目の前には
涙をうかべる芽依が。

「ちょっとっ!どうしたの!?」

「由奈ぁ····」

由奈の胸元に顔を埋める芽依。

「どうしたの?」

「佑陽くんのこと···傷つけちゃった···」

「えっ?」

芽依は昨日の拓海との出来事と、
保健室での佑陽とのやりとりを由奈に話した。