僕の愛しい狼ちゃん

私の学校には 、 とある有名な少女がいる。


その美貌、その知能、全てが完璧


だけれど、その性格は何処までも冷酷で


人を見る目は 蔑む様


そんな彼女につけられた渾名が





【 狼姫 】





………そして


そんな巫山戯た渾名の持ち主は





「……【狼姫】、なんて……」







そう。

【狼姫】は、何の変哲もないこの私


大狼 瑞姫 。



冷酷で、いつも人を侮蔑するような人…なんて言われているけれど、


実際私にはそんなつもりは一切ない。


人と話さないのは、上手く喋れないから。
話すのが苦手で、空気を白けさせてしまうから。

みんなを見ているのは、苦手でもひとりぼっちはさみしいから、話したいと思っているだけ。
楽しそうな姿を見ると、途方もなく羨ましくなる。
そんな感情が顔に出ているのか、目線が侮蔑に間違えられてしまった。


結果、学校の生徒達から【狼姫】なんて渾名をつけられて孤立してしまった。