「なんか瑞姫ちゃんって、人と喋るの嫌いそーじゃない?」
違う。
嫌いじゃないの。
でも、緊張して、声が……
「…瑞姫、うちらの事嫌いなの?」
嫌いじゃない。
好きだよ。
もっと皆と話したいの。
「あの大狼瑞姫……ってヤツ、美人だけど表情変わらねぇから怖ぇ〜…w」
「顔は好きだけど性格がアレじゃあなぁ…、」
「アイツは観賞用だわ」
「大狼さんて、いつも1人だよね」
「顔綺麗なのにもったいなーい」
「大狼さんに愛嬌付けたげるために渾名つけよーよ」
「いーじゃん大狼も喜ぶんじゃね?」
「じゃあ今日から大狼さんは――」
――『狼姫』――
「大狼さん」
唯一、私を名前で呼んでくれる君が
私は――
「騙されちゃって、かーわいー…♡瑞姫ちゃんは、俺だけのモノだから、ね?」
「 僕の愛しい狼ちゃん 」


