今日の午前でテストの返却はおしまい。
午後一に全体の成績を配られて、その後は大掃除。
「……おお、やったあ」
「メイちゃん、どうだった? え……すご。須藤くんに満漢全席奢った方がいいよ」
「なにそれ?」
満漢全席って中華料理らしい……まあ、それはどうでもいい。
成績、すごく上がってた。
前回は真ん中よりだいぶ後ろだったのに、今は前になってる!
大掃除の後、昇降口で藤也を待つ。
「どうだった?」
「上がってた!」
「お、やるじゃん」
「これなら大学の推薦もらえる! ありがとう!」
「推薦?」
藤也と並んで歩きながら、進路の話をする。
「あのね、スポーツ選手専門のマッサージ師になりたいの」
一ノ瀬につられて入ったサッカー部のマネだけど、やっぱ楽しかったんだ。
「いいんじゃない? メイサ、マネージャー頑張ってたし」
見上げた藤也はニコッと笑って私を見てて、なんだか無性に泣きたい。
今泣いたら、藤也は慰めてくれるのだろうか。
「ご褒美、ちょうだい」
思わず出た言葉は、自分でもびっくりするくらい小さくて、かすれてた。
心臓が、うるさい。
「それ、明日でもいい? 今日で99日だし」
「わかった。えっと、終業式のあとで」
「うん。足腰立たなくしてやるから、部活休みにしとけよ」
「えっ、ちょ……マジで……?」
藤也はニヤッと笑って、園芸部の倉庫の方に向かってしまった。
午後一に全体の成績を配られて、その後は大掃除。
「……おお、やったあ」
「メイちゃん、どうだった? え……すご。須藤くんに満漢全席奢った方がいいよ」
「なにそれ?」
満漢全席って中華料理らしい……まあ、それはどうでもいい。
成績、すごく上がってた。
前回は真ん中よりだいぶ後ろだったのに、今は前になってる!
大掃除の後、昇降口で藤也を待つ。
「どうだった?」
「上がってた!」
「お、やるじゃん」
「これなら大学の推薦もらえる! ありがとう!」
「推薦?」
藤也と並んで歩きながら、進路の話をする。
「あのね、スポーツ選手専門のマッサージ師になりたいの」
一ノ瀬につられて入ったサッカー部のマネだけど、やっぱ楽しかったんだ。
「いいんじゃない? メイサ、マネージャー頑張ってたし」
見上げた藤也はニコッと笑って私を見てて、なんだか無性に泣きたい。
今泣いたら、藤也は慰めてくれるのだろうか。
「ご褒美、ちょうだい」
思わず出た言葉は、自分でもびっくりするくらい小さくて、かすれてた。
心臓が、うるさい。
「それ、明日でもいい? 今日で99日だし」
「わかった。えっと、終業式のあとで」
「うん。足腰立たなくしてやるから、部活休みにしとけよ」
「えっ、ちょ……マジで……?」
藤也はニヤッと笑って、園芸部の倉庫の方に向かってしまった。



