夜、私はベッドの上で正座してスマホを睨んでいた。
「……電話、してもいいかなあ」
藤也が家の手伝いと試験勉強でめっちゃ忙しいのわかってるし。
でも、声が聞きたい。
89日間ほぼ毎日喋ってたし、藤也もそう思っててほしいけど、どうかなあ。
前に、『それってさ、誰かの一番になりたいんだろ? 誰の?』って藤也に聞かれた。
あんたのだよ!
それを言うなら、きっと100日目なんだろう。
――「……上書きしてくれたら、おもしろいなって相手は、いる」
その相手が私だと思うのは、ずうずうしいかなあ。
私であってほしいけど。
スマホが震えた。
「は、はい!」
『何慌ててんだ。今大丈夫?』
「うん、だいじょぶ。家の手伝い、終わったの?」
『おう。やっと解放されたわ。んで、勉強してたけど、そろそろ寝ようかと思って、電話した。メイサはちゃんと勉強したか?』
「してたよ。ね、明日は一緒に帰れる?」
『うん。明日の放課後は一緒に図書室行こうぜ。いや、やっぱり教室まで迎えに行くわ』
「別にいいのに」
『10点、やり直し』
「わかった、藤也が来るのを待ってる」
『まあ、いいか』
「あのさ、藤也はさ……好きな人、いる?」
『はあ?』
しまった。
さっきまで考えてたから、つい!
「ごめん、なんでもない!」
『いるよ』
「えっ?」
『俺の好きな女の子の名前、100日目に教えてやるから、楽しみにしとけよ』
それ、それさ……私、なんて答えればいいの!?
心臓がうるさくて、言葉が出てこない。
「ちょ、それ、いや」
『なにキョドってんだよ。まあいいや、さっさと寝ろ。おやすみ、ハニー。愛してる』
「わ、待って、私も愛してる、ダーリン。おやすみ」
『おう』
電話が切れる。
ヤバい、ドキドキしすぎて、しばらく寝られなさそうだ。
「……電話、してもいいかなあ」
藤也が家の手伝いと試験勉強でめっちゃ忙しいのわかってるし。
でも、声が聞きたい。
89日間ほぼ毎日喋ってたし、藤也もそう思っててほしいけど、どうかなあ。
前に、『それってさ、誰かの一番になりたいんだろ? 誰の?』って藤也に聞かれた。
あんたのだよ!
それを言うなら、きっと100日目なんだろう。
――「……上書きしてくれたら、おもしろいなって相手は、いる」
その相手が私だと思うのは、ずうずうしいかなあ。
私であってほしいけど。
スマホが震えた。
「は、はい!」
『何慌ててんだ。今大丈夫?』
「うん、だいじょぶ。家の手伝い、終わったの?」
『おう。やっと解放されたわ。んで、勉強してたけど、そろそろ寝ようかと思って、電話した。メイサはちゃんと勉強したか?』
「してたよ。ね、明日は一緒に帰れる?」
『うん。明日の放課後は一緒に図書室行こうぜ。いや、やっぱり教室まで迎えに行くわ』
「別にいいのに」
『10点、やり直し』
「わかった、藤也が来るのを待ってる」
『まあ、いいか』
「あのさ、藤也はさ……好きな人、いる?」
『はあ?』
しまった。
さっきまで考えてたから、つい!
「ごめん、なんでもない!」
『いるよ』
「えっ?」
『俺の好きな女の子の名前、100日目に教えてやるから、楽しみにしとけよ』
それ、それさ……私、なんて答えればいいの!?
心臓がうるさくて、言葉が出てこない。
「ちょ、それ、いや」
『なにキョドってんだよ。まあいいや、さっさと寝ろ。おやすみ、ハニー。愛してる』
「わ、待って、私も愛してる、ダーリン。おやすみ」
『おう』
電話が切れる。
ヤバい、ドキドキしすぎて、しばらく寝られなさそうだ。



