放課後、汗だくで三角コーンを運んでいたら、校庭の隅で藤也が水やりをしていた。
夕陽に照らされた横顔に、つい見入ってしまう。
「見過ぎ」
ニヤッと笑って藤也が顔を上げる。
眩しそうに細めた目尻が下がってて、そんな小さなことに気付くくらい、私は藤也を見てた。
「なに、見惚れてたんだ?」
「うん。藤也、かっこいいから」
「なんだよ、79日経ってやっと気付いた?」
「うん……」
ぼんやり頷くと、手招きされる。
近寄ると藤也は屈んで、私の耳元に顔を寄せた。
「また、後で」
「……うん」
「メイサ、『うん』しか言ってないじゃん」
「なんかドキドキして、言葉が出てこないんだ」
見上げた藤也は目を丸くして私を見ている。
なんか、変なこと言っちゃったかな。
昨日、藤也が好きだって気付いてから、どうしていいかわからなくて困ってる。
「ごめん、どうしていいか、わかんない」
「……どうもしなくていいよ。帰り、一緒に帰ろ」
「うん」
「手えつないで、温かい飲み物半分こして、カレカノの練習しながら帰ろう」
「わかった。楽しみにしてる」
「95点」
藤也は頷いて、ホースを抱える。
私も三角コーンを持ち直して、歩き出した。
夕陽に照らされた横顔に、つい見入ってしまう。
「見過ぎ」
ニヤッと笑って藤也が顔を上げる。
眩しそうに細めた目尻が下がってて、そんな小さなことに気付くくらい、私は藤也を見てた。
「なに、見惚れてたんだ?」
「うん。藤也、かっこいいから」
「なんだよ、79日経ってやっと気付いた?」
「うん……」
ぼんやり頷くと、手招きされる。
近寄ると藤也は屈んで、私の耳元に顔を寄せた。
「また、後で」
「……うん」
「メイサ、『うん』しか言ってないじゃん」
「なんかドキドキして、言葉が出てこないんだ」
見上げた藤也は目を丸くして私を見ている。
なんか、変なこと言っちゃったかな。
昨日、藤也が好きだって気付いてから、どうしていいかわからなくて困ってる。
「ごめん、どうしていいか、わかんない」
「……どうもしなくていいよ。帰り、一緒に帰ろ」
「うん」
「手えつないで、温かい飲み物半分こして、カレカノの練習しながら帰ろう」
「わかった。楽しみにしてる」
「95点」
藤也は頷いて、ホースを抱える。
私も三角コーンを持ち直して、歩き出した。



