負け犬のメイサちゃんは100日後に本当の恋を知る

 昼休み、体育館に行くと一年生がバスケをしてた。

 いつもどおり藤也はキャーキャー言われてて、隣りにいる友達が、


「メイちゃんのハニーは相変わらずモテモテだねー」


 なんて笑ってる。


「ほんとにね……かっこいいし」

「メイちゃん?」

「あ、ごめん。なんでもない」


 何言ってんの、私。

 藤也がモテてるのなんて、いつものことじゃん。

 ぼんやり見てたら、パチッと目があった。

 その瞬間、藤也はニヤッと笑ってボールを奪う。

 軽く跳んで、ゴールを決めた。


「メイサ! 見てた!?」


 笑顔で私に大きく手を振る。

 モヤモヤが晴れて、心臓が高鳴った。


「見てたよ……!!」


 78日目で、やっと気づいた。

 私、あいつのこと好きだ。