藤也と並んでソファになってるペアシートに座る。
パンフ見たり、ポップコーンを食べてたらブザーが鳴って、映画が始まった。
ストーリーはよくあるやつで、転校生と最初は喧嘩するけど、ドキドキする出来事があって、最後は告白してハッピーエンドになるらしい。
ちらっと隣を見たら、藤也は真顔でスクリーンを見つめている。
「ん?」
「あ、ごめん、なんでもない」
顔をスクリーンに向けたら、横から手が伸びてきて、私の手を掴んだ。
藤也はニヤッと笑って、人差し指を口元に当てる。
「しー」
だ、誰のせいだと……!
私が言い返せないのをいいことに、藤也は私の手を引っ張る。
腕と肩がぴったりくっついて、熱い。
藤也がゆっくり私にもたれかかる。
見上げると、顔が近くて、息があたる。
今、ここで目を閉じたら、キスされちゃう?
それとも、からかわれるだけ?
「……っ」
私がテンパってるうちに映画が終わった。
気付いたらエンドロールがスクリーンを流れてる。
「ちょ、全然観られなかったじゃん!」
「あはは、ごめんて」
「ばかばか! 楽しみにしてたのに」
「誕生日プレゼントはこれのDVD買うからさ」
「絶対だからね!」
「はいはい、ほら、コラボメニュー食いに行こうぜ。もう74日目だし」
藤也は笑って私の手を引く。
……映画が終わってなかったら、暗がりで藤也とどうなってたんだろう。
主人公と相手が見つめ合う、パンフの表紙を見つめる。
パンフ見たり、ポップコーンを食べてたらブザーが鳴って、映画が始まった。
ストーリーはよくあるやつで、転校生と最初は喧嘩するけど、ドキドキする出来事があって、最後は告白してハッピーエンドになるらしい。
ちらっと隣を見たら、藤也は真顔でスクリーンを見つめている。
「ん?」
「あ、ごめん、なんでもない」
顔をスクリーンに向けたら、横から手が伸びてきて、私の手を掴んだ。
藤也はニヤッと笑って、人差し指を口元に当てる。
「しー」
だ、誰のせいだと……!
私が言い返せないのをいいことに、藤也は私の手を引っ張る。
腕と肩がぴったりくっついて、熱い。
藤也がゆっくり私にもたれかかる。
見上げると、顔が近くて、息があたる。
今、ここで目を閉じたら、キスされちゃう?
それとも、からかわれるだけ?
「……っ」
私がテンパってるうちに映画が終わった。
気付いたらエンドロールがスクリーンを流れてる。
「ちょ、全然観られなかったじゃん!」
「あはは、ごめんて」
「ばかばか! 楽しみにしてたのに」
「誕生日プレゼントはこれのDVD買うからさ」
「絶対だからね!」
「はいはい、ほら、コラボメニュー食いに行こうぜ。もう74日目だし」
藤也は笑って私の手を引く。
……映画が終わってなかったら、暗がりで藤也とどうなってたんだろう。
主人公と相手が見つめ合う、パンフの表紙を見つめる。



