放課後、近くの席の子たちとダラダラ喋ってた。
本当は部活に行かなきゃだけど、寒いし、つい温かい教室でだらけちゃう。
「おい、メイサ」
ドアが開いて須藤が顔を出した。
1年の彼が2年の教室に顔を出すなんて珍しい。
私は席を立ってカバンを持ち上げる。
「ん、どしたの?」
「35日目に、なーに浮気してんの」
「は!? なに言ってんの!?」
「すんません先輩方、ダーリン返してもらいますね」
「ちょ、ばか!」
須藤はニヤッと笑って、私の手を掴んで廊下に出た。
黙ったまま階段を降りて、誰もいない踊り場でやっと止まる。
「何楽しそうにしてんだよ」
「えっ、何って、3年に上がったときの選択科目の話してたんだよ」
「そういう相談は俺にしろよ」
「なんでよ。1年にはわかんないでしょ」
「そうだけどさ」
須藤は唇を尖らせていて、そっぽを向いた。
「もしかして、妬いた?」
「ウザ」
繋いだままの手がギュッと握られた。
私はいったん手を緩めてから、また繋ぎ直した。
「部活行こう」
「うん」
「帰り、駅まで送ってね、ハニー」
「肉まんも食べる」
「私、ピザマンがいいな」
「半分くれ」
「いいよ。肉まんも味見させて」
機嫌を直したらしいハニーの手を引いて、歩き出した。
本当は部活に行かなきゃだけど、寒いし、つい温かい教室でだらけちゃう。
「おい、メイサ」
ドアが開いて須藤が顔を出した。
1年の彼が2年の教室に顔を出すなんて珍しい。
私は席を立ってカバンを持ち上げる。
「ん、どしたの?」
「35日目に、なーに浮気してんの」
「は!? なに言ってんの!?」
「すんません先輩方、ダーリン返してもらいますね」
「ちょ、ばか!」
須藤はニヤッと笑って、私の手を掴んで廊下に出た。
黙ったまま階段を降りて、誰もいない踊り場でやっと止まる。
「何楽しそうにしてんだよ」
「えっ、何って、3年に上がったときの選択科目の話してたんだよ」
「そういう相談は俺にしろよ」
「なんでよ。1年にはわかんないでしょ」
「そうだけどさ」
須藤は唇を尖らせていて、そっぽを向いた。
「もしかして、妬いた?」
「ウザ」
繋いだままの手がギュッと握られた。
私はいったん手を緩めてから、また繋ぎ直した。
「部活行こう」
「うん」
「帰り、駅まで送ってね、ハニー」
「肉まんも食べる」
「私、ピザマンがいいな」
「半分くれ」
「いいよ。肉まんも味見させて」
機嫌を直したらしいハニーの手を引いて、歩き出した。



