昨日の雪は朝にはすっかり溶けたけど、校庭はぐちゃぐちゃ。
だから今日のサッカー部は体育館の隅でストレッチしてから、学校の外周を走ってる。
私は部室片付けたり、スポドリ作ったり、今期の練習試合の相手確認したりで忙しい。
「せんせー、二月なんですけど……」
部室を出たけど、先生がいない。
さっきまでこの辺にいたはずなんだけどな。
キョロキョロしながら歩いていたら、中庭の方から話し声がした。
「須藤くん、こっちもお願い」
「はい、今行きます」
「あ、須藤くん、手伝うよ」
「サンキュ」
「須藤くーん」
……園芸部が中庭の花壇の手入れをしていた。
来てるのは知ってた。
さっき柊ちゃんが校庭の花壇の手入れをしてたから。
でも、そっか。須藤って部活中も女の子に囲まれてんだ。
知りたくなかったなあ。
唾を飲み込んで通り過ぎようとしたら、須藤が顔を上げた。
「あ、先輩」
須藤はパッと立ち上がって駆け寄ってくる。
周りに居た女の子たちが私をじっと見た。
「え、あの」
「どした? 32日目だけど、まだキョドってんの?」
「そ、そうじゃなくて。ごめん、部活の邪魔した」
「別にいいよ。昨日の雪で弱った花の手入れしてるだけだし。あ、明日デートしようぜ」
そういうこと、大声で言わないでよ。
園芸部の子たちがめっちゃ見てるから!
でも、須藤は普通に私を見ている。
なんか、私だけそわそわしてて馬鹿みたい。
「わかった。帰りに場所と時間決めよ」
「おっけー。じゃあ、また後で」
ひらひら手を振る須藤に背中を向けた。
だから今日のサッカー部は体育館の隅でストレッチしてから、学校の外周を走ってる。
私は部室片付けたり、スポドリ作ったり、今期の練習試合の相手確認したりで忙しい。
「せんせー、二月なんですけど……」
部室を出たけど、先生がいない。
さっきまでこの辺にいたはずなんだけどな。
キョロキョロしながら歩いていたら、中庭の方から話し声がした。
「須藤くん、こっちもお願い」
「はい、今行きます」
「あ、須藤くん、手伝うよ」
「サンキュ」
「須藤くーん」
……園芸部が中庭の花壇の手入れをしていた。
来てるのは知ってた。
さっき柊ちゃんが校庭の花壇の手入れをしてたから。
でも、そっか。須藤って部活中も女の子に囲まれてんだ。
知りたくなかったなあ。
唾を飲み込んで通り過ぎようとしたら、須藤が顔を上げた。
「あ、先輩」
須藤はパッと立ち上がって駆け寄ってくる。
周りに居た女の子たちが私をじっと見た。
「え、あの」
「どした? 32日目だけど、まだキョドってんの?」
「そ、そうじゃなくて。ごめん、部活の邪魔した」
「別にいいよ。昨日の雪で弱った花の手入れしてるだけだし。あ、明日デートしようぜ」
そういうこと、大声で言わないでよ。
園芸部の子たちがめっちゃ見てるから!
でも、須藤は普通に私を見ている。
なんか、私だけそわそわしてて馬鹿みたい。
「わかった。帰りに場所と時間決めよ」
「おっけー。じゃあ、また後で」
ひらひら手を振る須藤に背中を向けた。



