負け犬のメイサちゃんは100日後に本当の恋を知る

 期末試験終わり!!

 採点があるから部活もない。

 帰りのホームルームのあと、友達とカラオケかゲーセン行こうかと相談してたら、スマホが鳴った。


「なに?」

『そろそろ再開するぞ』

「なにを?」

『あんたが勝たせてくれって言ったんだろうが。もう10日目だぞ』

「そ、そうでした……」


 でっかいため息つかれて、電話切られた。

 と思ったら、教室の扉から須藤が顔を出した。


「メイサ、行くぞー」

「げっ」

「えっ、メイサちゃん、彼氏?」

「あれ、1年の須藤くんだよね」

「メイサちゃんイケメンばっか狙うじゃん」

「そんなんじゃないから、ほんと」


 好き勝手言う友達に手を振ってカバンを持つ。

 なんなのよ、いきなり。


「なに?」

「デートの練習」

「練習?」

「予習復習練習ちゃんとしないから、あんたはバカ犬なんだ」

「ひっど!」


 言い方ってもんがあると思う。

 でも今回の期末試験、須藤に教わったからか前回よりはできた気がするんだよ。

 だから、須藤の言うとおりにしたら、ちょっとはマシな私になれるかな。


「……えっと、練習、お願いします」

「そうやってしおらしくしてたら、可愛いのにな」

「う、うさいな!」

「あはは、もう可愛くなくなっちまったよ」


 む、ムカつく!