両家公認の婚約者ってのは、ちょっと言い過ぎたかもだけど、別に嘘じゃない。
年末に、詩音ちゃんの父親に「今後は川瀬家で詩音ちゃんを預かるし、あの子が望むなら、俺はあの子を本当に川瀬家に迎え入れる」と言った。
そのことはうちの親にも伝えてあるし、矢崎家から、直接うちの親になにかしら連絡もあったらしい。
……問題は、俺が詩音ちゃんの父親に言ったことを、詩音ちゃん本人にはまだ言ってないことだけど。
そして、先輩のことをうちの家族がよく思っていないのは、先輩に伝えたとおりだった。
美海が文化祭から帰った後に、親に報告したそうだ。
夜も一緒になって話をしたから、かなり大げさに伝わったらしい。
だからまあ、なんらかの奇跡が起きて俺と先輩がいい感じになったとしても、美海と両親はいい顔をしないだろう。
俺は真っ直ぐに部屋に帰った。
途中で友達から詫びの返事が来ていたけど、別に友達は悪くないし。
明日は昼から詩音ちゃんが来るから、さっさと寝よう。
嫌なことがあっても、しんどくても、あの子が待ってると思えば、俺は前を向くことができた。
年末に、詩音ちゃんの父親に「今後は川瀬家で詩音ちゃんを預かるし、あの子が望むなら、俺はあの子を本当に川瀬家に迎え入れる」と言った。
そのことはうちの親にも伝えてあるし、矢崎家から、直接うちの親になにかしら連絡もあったらしい。
……問題は、俺が詩音ちゃんの父親に言ったことを、詩音ちゃん本人にはまだ言ってないことだけど。
そして、先輩のことをうちの家族がよく思っていないのは、先輩に伝えたとおりだった。
美海が文化祭から帰った後に、親に報告したそうだ。
夜も一緒になって話をしたから、かなり大げさに伝わったらしい。
だからまあ、なんらかの奇跡が起きて俺と先輩がいい感じになったとしても、美海と両親はいい顔をしないだろう。
俺は真っ直ぐに部屋に帰った。
途中で友達から詫びの返事が来ていたけど、別に友達は悪くないし。
明日は昼から詩音ちゃんが来るから、さっさと寝よう。
嫌なことがあっても、しんどくても、あの子が待ってると思えば、俺は前を向くことができた。



