仕方がないので、学園を乗っ取ろうと思います!

「す、すみませんでしたァーーー!」



 プリントを集め終わったイケメンに向かって、90度の綺麗であろうお辞儀をする。


 イケメンは、「何を今更」って顔しながら、「別にいいよ」と言ってくれた。



「そんなことより、早く行くよ。 えーっと……名前は?」


「乙女矢鈴香です」


「乙女矢さんね。 俺は如月千颯(きさらぎちはや)


「如月君……」



 どっかで聞いたことあるな~、その名前。


 如月君は無表情で歩き出した。


 私も無言でついていく。


 
「……何で、こんな量押し付けられたの?」


「何で……。 分かんないですけど、恨み買ったんじゃないんですかね」


「……マジ?」