仕方がないので、学園を乗っ取ろうと思います!

 もじもじとして首をかしげる親友の姿に、私はショックを受ける。


 嘘っ……!! 嘘でしょ、紅葉!


 私の友よ~!!


 あまりのショックにわなわな震えていると、紅葉がちらりと上目遣いでこちらを窺ってきた。


 え、可愛いんだが。


 うちの親友があざと可愛すぎる~!!


 「てえてえ!!」っていうオタクたちの叫び声すら聞こえてくるよ……。


 紅葉の顔はやはり、まだ真っ赤なままだったけれど、その目にはなぜか強い意志が宿っている。


 
「それでね……あの、もし、よければなんだけど……。 如月君の好みとか、趣味とか……知ってるなら、教えてほしくて……」


「もッッッちろん!」



 私は再び食い気味で返事をする。


 親友の(おそらく)初恋を応援しない親友がどこにいる!!


 全身全霊で援護させていただきますとも!!