仕方がないので、学園を乗っ取ろうと思います!

 千晶はその美声を、冷たく、低くして言い放った。


 武蔵の言い淀む。


 なかなか話そうとしない武蔵を見据えて、千晶は肩眉をピクッと上げる。




「チラッと噂を耳にしてね。 そう……『数学科の武蔵先生が授業中にある生徒に暴言を吐き、その後、その生徒に正論で言い負かされた』という内容だったかな?」


「そ、それはっ……!」



 武蔵の顔がみるみる青くなる。


 千晶は大きくため息をついた。



「だとしたら、許されることではないよね? 生徒に対しての言動も、その後のことも……」


「で、ですがっ! 理事長っ!」




「お前の意見など聞いていない」