仕方がないので、学園を乗っ取ろうと思います!

 新手のやつ?


 あ、ただ機嫌が悪いだけか。 なるほど、納得!


 如月君の方を見ると、何やら面白そうにニヤニヤとこっちを見ていた。


 こんやろー! 覚えとけ!


 まあ、よろしい。 これは私にとってチャンスだ! やったるで!


 乙女矢鈴香、切り替え!


 めっちゃ真面目な優等生モード。 開始!



「それは無理です。 先生。 というか、私は、今の先生に何かを学びたいとは思いません」


「はあ? 口答えすんのか? ああ? お前は教師に歯向かうようなガキなのかあ?」



 私はしっかりと先生を見据え、口を開いた。

(ここからは私の完全なる偏見なので、読み飛ばしちゃってくださーいな★)



「違います。 常識的に考えて無理なんです。 確かに、予習をしていれば、この問題を解くことだってできると思います。
しかし、だからといって『分からない』と言っている生徒を問い詰めるのは違うんじゃないですか?
ここは学校です。 学ぶ場なんです。 なのに、私たちは今、学ばせてもらってません。 

それどころか、威圧的な態度をとられ、解き方も分からない問題の回答を迫られています。
これっておかしくないですか?

それに、考えてください。 今の先生の発言は、【教師】として許されるものなんですか?
武蔵先生という存在から【先生】を抜けば、私たちは先生の発言に何も言えません。
それは、先生ではなく武蔵さん一個人の発言ですから。

しかし、今、武蔵先生は先生です。 教師なんです。 教える側なんです。
そんな立場の人が『つってんだろ』やら『ガキ』やれ言っていいんですか?

この数分間で武蔵先生の【教師】としての課題がこれだけ見つかってるんです。

そんな人から学びたいとは思いません」