仕方がないので、学園を乗っ取ろうと思います!

「相変わらず、英語上手だね」



 紅葉は、物珍し気に私を見た後、如月君がいる人だかりに目を向けた。



「あ、鈴香。 あの作戦。 決行するの?」


「もっちろん! 今日が運命の日。 私の【学園乗っ取り大作戦】、はじめの一歩だよ!」


「さすがだね。 鈴香らしいよ」



 紅葉は、優しく微笑んで言った。


 ズッキューン♥ってなるやつだね。



「そろそろ席に着かないと。頑張って、鈴香」


「頑張りまっす!」



 妖精は天使の微笑みを残して消えていった。


 妖精か天使、どっちかにしろよー!


 無理。 紅葉は可愛い。 紅葉ファンクラブが存在するほど。


 私は入ってないからね?