仕方がないので、学園を乗っ取ろうと思います!

 この戦い、何が何でも負けられない!



「……冗談のつもりだったんだけど……。 面白いな、この(ひと)。」



 そんな如月君の呟きは、私の耳には届かなかった。




     ***《一週間後 私立鳳学園》***




 衝撃の事実②。


 【如月君、まさかの同じクラス!? なぜ気付かなかった、乙女矢鈴香~!】



「本当にその通りだね、鈴香」



 紅葉は珍しく、「嘘だろ」って顔をして私を見ている。



「だってさー、気付かなかったもんは、気付かなかったんだもん」


「休み時間とか、放課後とか、あんなに人だかりできてたのに?」


「イェス。 I didn't notice him.(私は彼に気づいていなかった)」