天下無双なヴァンパイアは番を探し続ける

ここは、ヴァンパイヤと人間が共存する世界。


ヴァンパイア。それは、非常に優秀で、見た目も人より美しい……と聞いたことがある。


実際、有名な大きな会社は、ほとんどヴァンパイアたちが作ったと言っても過言(かごん)ではない。


ヴァンパイアは血の濃さが強さの元と呼ばれ、能力や力の強さになる。


そのヴァンパイアには番というものがある。


ヴァンパイアは誰かれ構わず吸血するのではなく、〈番〉と呼ばれる相手を見つけて契約し、その人の血だけをもらう。


もっと言うと、前世から契約していて、お互いが深く愛し合い、また来世でも契約しよう。

と約束を交わすと、ヴァンパイアの血の濃さ関係なく、ヴァンパイアの力を高められるのだ。


番とは、ヴァンパイアに愛される人を意味し、それに選ばれた者は、大事にされることで、人間はそれになりたいと一度は思う……らしい。


それがわかるのはヴァンパイアのほうで、人間にはわからない。


でも、契約を交わすと記憶を思い出すという。
会って、思い出す人もいるらしいけれど。


まあ、生活に困らないとか、権力を目当てに、と言われないこともない。