「商店街のお祭り?」
「うん、今度の日曜日なんだけど」
今日は金曜日。
明後日、日曜日午後1時から商店街のお祭りあるので一緒に行かないかと親友に誘われた。
嬉しい申し出なんだけど。
日曜日の1時といえば、白茨抹茶子の「抹茶子の監禁部屋」が生放送でやっていて、毎週リアタイで見るのを楽しみしてるんだよな~。
友情を取るか娯楽を取るか。どうする雛子?
「う~~~~ん……」
「餅のビンゴ大会もあるらしいよ?」
「そりゃ行くに決まってるじゃないか親友よ」
先にそれを言ってくれたら、すぐに承諾したのに。
今週の抹茶子の監禁部屋は録画視聴で我慢することにした。
それにしても何だその餅のビンゴ大会とは、景品が餅なのか、それとも餅を使ってビンゴ大会をするのか、どちらにせよ餅愛好者としては断るという選択肢は、ありえない誘惑の塊のような甘くモチモチ(餅だけに)とした響きだった。
「やっぱ商店街といえばアイツ絡み?」
「うん、鳴雄サマから聞いたの」
やっぱそうだよな。
アイツ、なにかとあの訳有商店街に毎日通ってるもんな。
なんであそこまでこだわるのか知らんが、商店街の人たちって、皆、鳴雄のこと大好きなんだよな。あれ、みんなアイツの下僕ってことなのかな?



