「よかろう。じっくりと見るがよい」
「はい!」
――へっ?
一緒に踊る、という意味でなくて?
ふたりの会話は成立していて、それは鳴雄のあまりにも独創的なダンスで、ダンス部が見たら、「キモッ」とひと言感想を残しそうな踊りを乱舞しはじめた。
いったい私は何を見せられているんだ?
「ふぅ、今日はこれくらいでよかろう?」
「ええっ、鳴雄サマ☆ とても素敵でした」
そっ、そう?
輝く汗を滴らせながら、満足気な鳴雄と嬉しそうにしているコアが過ぎる信者。私雛子も一度はキュンした身だが、さすがにこれは引いてしまう。
まっ、でも――。
美柑の偽りのない笑顔が見れりゃそれでいいや!



