人通りも少なくなった深夜0時前。
訳有高校の近くにある「とある公園」の前にあるコンビニで美柑と雛子は鳴雄が現れるのを待っていた。
「――来た。美柑行こっか?」
「うん、じゃあお姉ちゃん行ってくるね」
「はいよ、アイツにもよろしく言っといて!」
コンビニの駐車場には、美柑の姉、瀬十花さんが車で待ってくれている。
すごくキリッとしてて美人なお姉さんだが、家ではグータラで何もしない人らしい。人は外見ではわからないものだ……。
先に公園の中に入っていった鳴雄を追って、公園の中に入っていく。
公園のほぼ中央にある噴水に囲われた広場。そこで鳴尾がこの辺では見かけないヤンキーたちに囲まれていた。
「ふむ、今日はどういった方法で、我を愛でてくれるのかな?」
「っざけんなボケ! 商店街で仲間が世話になった礼に公園で可愛がってやるって、果たし状に書いてあっただろうがっ⁉」
あーそういうこと。
「可愛がる」という意味を鳴尾は、そのまま自分を愛でるものだと解釈したってことね。
ヤンキーはざっと見て 10人くらいはいる。



