「実は……」
そこ言うんかい⁉
我が親友はホントちょっとネジを何個かどこかに落としちゃってる感じ。
鳴雄が朝、ラブレターを靴箱で見ていたことを話した。
「へぇ~、それは面白いね。あの我壱君が……そうだ!」
そう言って笑顔だけじゃなく、口から覗かせる白い歯までまぶしい周東が、今度は黒板に「我を愛でる者、募集中!」と落書きしている鳴雄の方へ歩み寄っていった。
「ねえ、我壱君、朝、手紙貰ったでしょ?」
――やるな。
突撃しやがった。
美柑がどんなに勇気を振り絞ってもできないことを簡単にやってのけた。
「ふむ。そうだが下僕見習い、それがどうかしたか?」
「誰が下僕見習いじゃボ……ゴホン、どんな内容だったのかなーって」
今、一瞬本性出たよね?
雛子チェックリストにしっかりメモしておかねば……。
「今日の深夜0時に『とある公園』で我を待っていると書かれていた」
えっ、それって……。
そっと隣に座っている親友の顔をみると、口を開けてボーっと黒板の前にいる二人を眺めていた。



