「私の第六感がそう言ってるの」
美柑の第六感ね。つまり勘ってことよね?
いや、あまり親友のこういうのには目を向けたくないが、私の弁当の中身を毎日当てに来るが一度も当たった試しがない。普通の弁当箱を見て「わかった。今日はサンドイッチね」と言ったその日から美柑の勘は信用しないことにしている。
「君たち、何の話をしてるの?」
あっ。
先週転校してきた周東究流。
同じイケメンでも鳴雄と違って、女子にすごく人気がある。性格もよくて、教師陣からも信頼されていて、かつ運動神経抜群と完璧に近い男子。
なんだったら、下校時間に他校の女子にまで出待ちされる始末。
だけど雛子は、なんとなーく彼のことが好きになれない。
理由は我が親友を狙っているのを薄々と感じるから。
高校の親友ってヤツは、得てして生涯の友になりやすい。
そんな大事な我が子のような美柑に近づいてくる男は、どんなにスパダリだろうが、美柑が後で傷つかないように1000個以上のチェック項目による厳正な審査をしているところだ。



