ナルシストと恋は de キュン!






「鳴チャソ~、ちゃんと扉から入ってきなさいよ~」
「ふむ、下僕(ペット)24号よ、うっかりしておった。許せ」
「まあ、いいわ。授業を続けるわよ~」

 えっ? えっ? えっ?

 注意ってそれだけ?

 ちなみに窓の外を見下ろしてみると階段も梯子(はしご)もない。こんなところをよじ登ってきただと?

「ちょっと、転校生。顔がカワイイからって私の授業の邪魔したらブチ殺すわよ?」
「あっ、いえ……すみません」

 なんで俺だけ?

 俺の前のヤツの方がよっぽど授業の邪魔しただろ……。

 窓の外を見下ろしただけで、ごつい教師にキレられた。
 ってか、問題は他にもある。
 なんで、あんな派手な登場したのに誰も関心がなさそうなんだ。
 ここまで来るとホラー現象なんだが?

 ――いや、隣とその隣だけはヤツのことを見ている?

 ……嘘だろ?

 その上気した桃色の頬っぺたに熱い視線。

 頭のおかしい目の前の男に惚れてる、だと……?